久しぶりの更新になります。
当院は4/20で開院2周年を迎えます。
わずか2年の間に福岡県内はもちろん、全国、さらには海外からも、延べ数千人の患者様にご相談に
お越しいただくことができました。
ひとえに皆様に支えられてのことと感謝いたします。
本題に入ります。、当院にお越しいただく患者様の約7割の方が、目の下の膨らみ(いわゆるクマ取り)のご相談でお越しになられます。(今ブログをご覧いただいている方も、恐らくはクマ取りで検索なさった方かもしれませんね。)そして、そのうちの約1割の方が、『他院様でクマ取りをした後の術後修正』のご相談で来られます。
1番多いのは明らかに眼窩脂肪を取り過ぎているパターンです。
インスタグラムやtiktokなどで、大手の美容外科Drが脱脂後の眼窩脂肪を並べて、こんなに山盛り取れました!!などと載せているのをご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。
さらに凹みに対してはヒアルロン酸を入れておきましょう…などと吹聴しているものですから、非常に質の悪い印象操作かなと個人的には思います。
いわゆる『映え』を狙った投稿ですが、切除脂肪を多く取られていることはもちろん、切除後の眼窩脂肪に生理食塩水を注入して、より大きく見せている…なんて話もちらほら聞きます。
美容医療は遊びでも映えでもありません。
正しい切除量はあくまで、はみ出した部分(余剰脂肪)の切除か、それより少しだけ後ろに下げる程度が理想です。取り過ぎると、焼肉屋さんやバーなどの薄暗い場所で、上からライトがパッと入ると目の下の骸骨の穴の部分が強調されてしまい、いわゆるゲッソリと影の入った状態になってしまいます。
そうなってしまった場合も、修正は可能ですが、最初から修正するつもりで手術を受ける方はいませんよね。もちろん誰がどんな手術をしても、術後修正は起こりうることですが、いわゆる誤った手術に引っかからないように皆さんには正しい知識を身に着けてから手術を受けられることをお勧めします。