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目の下のクマ・たるみ取り
クマやたるみができる原因
目の下にクマやたるみがあるだけで、実際の年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象を与えてしまいます。
下記の図のように、通常、眼球は眼窩脂肪で囲まれており、その脂肪に眼球が沈み込まないよう、靭帯が支えています。(※1)
この靭帯が、年齢の経過とともに弛んでしまうと眼球が下がり、それ伴って眼窩脂肪が前方に押し出されます。(※2)
その結果、目の下に膨らみが生じますが、膨らみの下は、逆に年齢とともに脂肪が減少しているので凹んでいます。(※3)
その膨らみと、凹みが混在することで影を形成します。
この影が「影(黒)クマ」であり、膨んでいる箇所が重力によって下がることで「目の下のたるみ」となってしまいます。
年齢が若いのに影クマが目立つ方の場合は、眼窩内で眼球を覆っている眼窩脂肪が、生まれつき眼窩の容積に対して過剰に存在する場合にも、この下まぶたのふくらみが目立つことが考えられます。
目の下のクマやたるみは脂肪が原因で起こるので、スキンケアやレーザーでの解消は難しいのが事実です。
クマの種類と見分け方
クマは一口に言っても「茶クマ」「青クマ」「赤クマ」「黒クマ」の4種類があります。
まずは自分のクマがどのタイプなのかを知ることも重要です。
クマの種類とその見分け方をご紹介します。
茶くま
状態 | メラニン生成や長年のお化粧による色素沈着 |
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原因 | 皮膚の中で最も薄くデリケートで乾燥しやすい部位なので、アイメイクや洗顔時の摩擦や紫外線などの慢性的な刺激が加わることで色素沈着を起こします。 |
チェック方法 | 指で目の下を引っ張っても上を向いても色味が薄りません。 |
黒くま
状態 | 目の下の眼窩脂肪が押し出され、膨らむことによってできる影 |
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原因 | 遺伝によって脂肪が目立つ方や、加齢の進行とともに靭帯を支える筋肉が弱くなり脂肪が前に押し出されることで、膨らみや影ができて黒クマとなります。 |
チェック方法 | 影によってできる黒クマは、上を向くと改善し、下を向くとより濃く見えます。 |
青くま
状態 | 皮膚の下にある静脈の色が見えている状態 |
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原因 | 目の下の皮膚は、他の顔の部位と比べて非常に薄く、もともと血管が透けて見やすいものです。 疲労や寝不足、PC・スマホの使い過ぎによって血行不良が原因で青っぽく目立ってしまいます。 |
チェック方法 | 皮膚を引っ張ってもクマが動かない場合は、皮膚の下にある静脈の色が見えている青クマです。 |
黒くま
状態 | 眼窩脂肪の突出により、眼輪筋が圧迫されて赤く透けて見えている状態 |
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原因 | 皮膚のすぐ裏側にある眼輪筋という筋肉が透けて、赤く見えています。 特に目の下の脂肪の圧力が高まっていると赤っぽく出やすくなります。 |
チェック方法 | 目だけ上を向くと目の下が脂肪で膨らむようになります。 |
脂肪(脱脂)を取り出すだけで改善するのか
上記でも述べた通り、脂肪が要因となってクマ・たるみとなるので脱脂のみ行えばいいのでは…と考えてしまいがちですが、脱脂のみ行うと、このようなリスクが挙げられます。
凹凸やくぼみが生じる可能性
脂肪に取りムラがあると皮膚に凹凸が生じることがあります。
また、脂肪は、取れば取るほどクマやたるみの症状が軽くなるものではありません。
脂肪を取りすぎると、目の下がくぼんでしまい、その部位にかえって影ができてしまいクマが目立ちます。
シワやたるみが増える
脂肪によって目の下が膨らんでいるということは、その分、皮膚も伸びているということなので、脱脂を行うことで、目の下の伸びきってしまった皮膚が一層たるんでしまい、シワやたるみが増えてしまう可能性があります。
そのため、医師としっかりカウンセリングし、その後の状態やリスクなどを把握し検討することが大切です。
目の下の脱脂+脂肪注入でクマ・たるみを改善
当院では、クマ・たるみ治療に【脱脂】と【脂肪注入】をおすすめしております。
脱脂
下まぶたの裏側の結膜に麻酔をしてから、レーザーメスで止血を行い、小さく切開します。
切開後、膨らんでいる内側(目頭側)と中心の脂肪をバランス良く取り除きます。
脂肪注入
その後、ご自身の太ももの内側から皮下脂肪を少しだけ採取し、遠心分離機で不純物(血液・麻酔液・死活細胞等)を除去します。
特殊なフィルターで濃縮し不純物がない脂肪を、細かく少しずつ注入することで、しこりのリスクを減らしつつ、凹みを平らにし自然な仕上がりにしていきます。
日常生活の注意点
脂肪の定着には1~3ヵ月程度かかります。
脂肪の定着を維持するために、飲酒・喫煙は、最低でも3ヵ月はお控えください。
施術の流れ
デザイン
入念なシュミレーションとカウンセリング後、術前に座位で切除すべき脂肪と注入する脂肪の部位をマーキングします。
麻酔
麻酔注入時の痛みを最小限にするため、極細針で局所麻酔(極細針)と笑気麻酔と静脈麻酔を行います。
眠っている間に手術が行われるため痛みを感じることはほぼありません。
手術中①
太ももから脂肪を採取し、採取した脂肪を特殊な機械にかけ、不純物を取り除いた新鮮な脂肪を細かく注入していきます。
術後、お顔の脂肪注入部分は茶色いテープで保護しています。
茶色のテープは翌日、外していただけます。
手術中②
脂肪の張り出しは内側(目頭側)が強いため、内側・中心の脂肪を除去します。
外側は膨らみの程度が強い場合を除き、基本的に除去しません。
手術中③
太ももから採取した脂肪を、目の下(カウンセリングの際に凹みが気になる箇所:ゴルゴ線・法令線・額・こめかみ・頬にも注入は可能です。)に細かく少しずつ注入していきます。
術後、問題なければご帰宅いただけます。
下まぶたの裏の粘膜は、縫合しなくてもキレイに治るため、後日の抜糸の必要はありません。
数日から1週間程度、少し血液が混じった涙が出るため目ヤニが増える場合があります。
ご不安な場合は、当院にお問い合わせくださいませ。
ダウンタイム
手術時間 | 60分程 |
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抜糸 | なし |
腫れ | 約 1週間。 個人差や体質もあり、腫れが長引くこともあります。 |
内出血 | 下まぶたから目の周囲に可能性がありますが2~3週間で消失します。 場合によっては白目部分にも内出血がおこる可能性もあります。 |
傷跡 | 結末側からのアプローチですので、傷跡は残りません。 |
注意事項
洗顔 | 術後1日目から可能。 強く擦らないように注意してください。 |
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シャワー・シャンプー | 術後1日目から可能。 |
入浴・運動 | 1週間後から可能。 |
メイク | 当日は目元以外は可能。 術後1日目から通常通り可能。 |
コンタクトレンズ | 術後1週間後から可能。 違和感を感じる時はご使用を中止してください。 |
まつ毛エクステ・パーマ | 術後1か月目から可能。 |
フェイスマッサージ | 術後3ヵ月後から可能。 |
手術当日に、腫れが心配な方はサングラスやメガネや帽子・マスクをご持参ください。
料金
目の下の切らないたるみ取り(下眼瞼脱脂) | ¥239,800 |
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裏ハムラ | ¥495,000 |
表ハムラ(切開ハムラ) | ¥550,000 |
余剰皮膚切除(眼窩脂肪切除を含む) | ¥459,800 |
余剰皮膚切除(皮膚切除のみ) | ¥352,000 |