
「目の下にしこりがある気がする」
「過去にヒアルロン酸を注入したが、もしかしてまだ残っている?」
そのようなお悩みを抱えている方は、意外と多くいらっしゃいます。
福岡でクマ治療を専門に行うLuxe Beauty Clinicでは、クマ取り手術の際に過去のヒアルロン酸注入がしこりとして残存しているケースを実際に経験しています。
本記事では美容外科医が、実際の症例をもとに以下の点を詳しく解説します。
- 目の下のしこりの主な原因
- ヒアルロン酸が長期間残存するメカニズム
- FGF注入のリスクと問題点
- クマ取り手術(ハムラ法)での対応方法
- 注入治療と手術、どちらが適しているか
目の下のしこりや膨らみでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目の下のしこり、主な原因3つ
目の下にしこりができる原因として、特に多く見られるのが以下の3つです。
① ヒアルロン酸の長期残存
ヒアルロン酸注入は「6か月〜1年で吸収される」と説明されることが一般的です。しかし実際には、被膜(カプセル状の組織)を形成した場合、数年〜10年以上にわたって残存するケースがあります。
特に目の下は動きが少なく皮膚も薄いため、ヒアルロン酸が長く留まりやすい部位です。経年変化とともにしこり状になることがあります。
② FGF(線維芽細胞増殖因子)注入による組織増殖
FGFはコラーゲン生成・組織増殖を促す成分として、一時期多くのクリニックで使用されていました。しかし組織の増殖が止まらなくなる・しこりができる・修正が困難になるなどのトラブルが報告されており、現在は美容医療業界で大きな問題となっています。
⚠️ 注意
FGF注入によるトラブルは訴訟問題に発展するケースもあります。過去にFGFを注入された方は、早めに専門医に相談することを強くおすすめします。
③ 過去の脂肪注入による石灰化
脂肪注入は自然な仕上がりが期待できる一方で、注入した脂肪が石灰化(カルシウムが沈着して硬くなる)し、しこりになることがあります。こうした石灰化は手術中でなければ確認できないことが多いです。
ヒアルロン酸はなぜ長期間残るのか?そのメカニズム
「ヒアルロン酸は吸収されるはず」と思っている方も多いですが、以下のような条件が重なると長期残存しやすくなります。
| 残存しやすい要因 | 解説 |
|---|---|
| 被膜形成 | ヒアルロン酸の周囲に線維性の膜ができ、吸収されにくくなる |
| 注入量が多い | 一度に大量に注入すると吸収しきれず残りやすい |
| 繰り返し注入 | 何度も同じ部位に注入すると蓄積する |
| 部位の特性 | 目の下は動きが少なく血流も低いため、分解が遅い |
| 製品の特性 | 架橋度が高いヒアルロン酸製剤ほど分解されにくい |
これらの要因が重なると、「1年で吸収されるはずのヒアルロン酸」が5年・10年と残存することは珍しくありません。注入した当時は「改善した」と感じても、数年後にしこりや膨らみの悪化として表れてくることがあります。
【実例】クマ取り手術中に発見された「10年前のヒアルロン酸」
実際に当院で経験した症例をご紹介します。
患者様プロフィール
| 年齢・性別 | 60代 女性 |
| 来院のきっかけ | 目の下の膨らみ・皮膚のたるみ・クマの下の凹みが気になった |
| 注入歴(来院時の申告) | 「目の下に注入したことはない」とのこと |
| 施術方針 | 表ハムラ法(皮膚切除を伴うクマ取り手術) |
手術中に発見された異常な組織
手術で目の下を開けてみると、眼窩下縁(目の下の骨のライン)に沿って、硬い組織がべったりと付着していました。通常の眼窩脂肪や靭帯とは明らかに質感が異なっており、過去の注入によるものと判断しました。

その後、丁寧な剥離と不要組織の除去を行い、眼窩脂肪の再配置(ハムラ法)を慎重に実施しました。結果として、目の下の膨らみ・皮膚のたるみ・クマの下の凹みはすべて改善し、手術は成功しました。
術後に判明した「10年前の注入」
手術後に改めてお話を伺うと、患者様は「そういえば10年くらい前にヒアルロン酸を入れたことがある」と思い出されました。注入した当時は問題なく吸収されたと思っていたため、「注入歴なし」と申告されていたのです。
✔ この症例のポイント
ヒアルロン酸は「吸収された」と本人が感じていても、実際には組織内に残存しているケースがあります。美容医療歴が長い方は、カウンセリング時に過去の注入歴を詳しく伝えることが重要です。
注入治療だけではクマが改善しない理由
目の下のクマは、次の3つの構造的な問題が原因で起こります。
- 眼窩脂肪の突出(目の下の脂肪が前に出てくる)
- 皮膚・筋肉のたるみ
- 靭帯構造の変化(支持組織のゆるみ)
これらは構造的な問題であるため、注入で「埋める」だけでは根本的な解決になりません。むしろ、膨らみの悪化・不自然な仕上がり・しこりの形成につながるリスクがあります。
特に以下のような方は、注入ではなく手術による根本治療を検討すべきです。
- 40代以上で皮膚のたるみが目立つ
- 過去に注入を繰り返しても改善しなかった
- 目の下に硬さやしこりを感じる
- 膨らみと凹みの両方がある
クマの根本治療:ハムラ法とは何か

クマの根本治療として有効なのがハムラ法です。目の下の脂肪を「膨らみ」から「くぼみ」へと移動させる手術で、膨らみ・くぼみ・クマを同時に改善できます。
表ハムラ法と裏ハムラ法の違い
| 表ハムラ法 | 裏ハムラ法 | |
|---|---|---|
| アプローチ | まぶたの表側から切開 | まぶたの裏側(結膜)から切開 |
| 傷あと | 下まつ毛の下に細い線(時間とともに目立たなくなる) | 表に傷が出ない |
| 改善できるもの | クマ・膨らみ・皮膚のたるみ・余剰皮膚 | クマ・膨らみ(たるみの改善は限定的) |
| 適している年代 | 40代以上、特に50代以降 | 20〜40代 |
| ダウンタイム | 1〜2週間程度 | 1週間程度 |
よくある質問(FAQ)
Q. ヒアルロン酸は本当に10年以上残ることがありますか?
はい、まれですが実際にあります。特に目の下は長期残存しやすい部位です。被膜形成や繰り返し注入などの条件が重なると、10年以上残存するケースが報告されています。
Q. ヒアルロン酸のしこりは自然に消えますか?
被膜を形成したヒアルロン酸は自然に消えにくい状態です。ヒアルロニダーゼ(溶解注射)で対応できるケースもありますが、硬く固まった場合は手術での除去が必要になることがあります。
Q. ヒアルロン酸を溶かす注射(ヒアルロニダーゼ)で対応できますか?
初期のしこりや比較的新しい残存には有効なことがあります。ただし長期残存して被膜が硬化したケースでは溶解注射の効果が限定的なため、手術での除去が必要な場合があります。
Q. 過去にFGFを注入しましたが、しこりになっていますか?
FGFによるトラブルは個人差があります。しこり・膨らみの悪化・修正困難などのリスクがあるため、まず専門医による診察をおすすめします。
Q. クマ取り手術は何歳からできますか?
裏ハムラ法は20代から対応可能です。表ハムラ法は皮膚のたるみが出てくる40代以降の方に適していることが多いです。ただし状態によって異なるため、カウンセリングでご確認ください。
Q. カウンセリングで注入歴を正確に伝えないとどうなりますか?
手術の際に予期しないしこりや組織が発見されることがあります。安全な手術のために、記憶が曖昧であっても「○年前に注入した可能性がある」と申告していただくことが非常に重要です。
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福岡でクマ取り・しこりの修正相談はLuxe Beauty Clinicへ
目の下のクマ・しこり・膨らみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
- ✔ 表ハムラ法・裏ハムラ法によるクマ取り手術
- ✔ ヒアルロン酸残存・FGFトラブルの修正相談
- ✔ 注入後のしこり・膨らみの修正手術
- ✔ クマ取り修正手術(他院修正含む)
専門医が診察のうえ、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をご提案いたします。